Legends of Crystania
電撃文庫 メディアワークス
2000年8月25日
栗原聡志 原作:水野良
イラスト:末弥純
神獣の支配する地クリスタニアに、鐘の音が鳴り響く。覚醒の鐘――それは、封印の部族が己の使命にかけて封印した混沌を、この世界に解き放つ目覚めの鐘。
フィンガル地方の森の中では、ひとりの少女が息絶えんとしていた。だが少女は、その目を見開いた。憑依する肉体を求めていた混沌を、その身に宿して。獣の牙フィンガル砦の新米傭兵リュースは、少女を連れて封印の部族の集落へと旅立つ。この子は封印すべきか、否か……。
やがて、レードンをはじめとするはじまりの冒険者たちも、かつて封印された罪なき女性を救うため集結しはじめる。
決断の時は迫る。果たしてリュースは何を信じ、何を承認すべきなのか――。
(c水野良/グループSNE