Legends of Crystania
電撃文庫 メディアワークス
1998年8月25日
白井英 原作:水野良
イラスト:末弥純
不毛の大砂漠地帯・ラブラドル大地峡。その灼熱の大地から、赤き剣を持つ男はやってきた――。北クリスタニアの中央部、フォレースル地方の首都スループを目指し、男とその配下である蟻人族の屈強の戦士たちは北上する。神獣クロイセの名代たるその男の名は、レードン。
その頃、ケレンスなる小村の護民兵・カルーアは、テューレやフィランヌら北の王国ダナーンからの使者と出会い、スループを目指すというそのパーティとともに旅立つことになる。臆病で、己に自信の持てぬ自分自身を、変えるために。
戦乱の予感の中、それぞれの思惑を秘めて、彼らは出逢い、すれ違う。
そして、レードンの真の目的とは?
(c水野良/グループSNE